【サ道ロケ地】らかんの湯とThe Sauna|日帰りで入れる?予約と料金を作業療法士が体験レビュー
佐賀と長野。サウナのためだけに行く価値がある2軒に、実際に行ってきました。
ひとつはらかんの湯(佐賀県武雄市)。もうひとつはThe Sauna(長野県・野尻湖)。どちらもドラマ「サ道」に出てきた施設です。
ただ、ドラマを知らなくても問題ありません。この記事は「観るための記事」ではなく「行くための記事」として書きました。
先に、ひとつだけ言っておきます。
この2軒は、思い立って当日ふらっと行くことができません。どちらも予約が要ります。しかも条件がけっこう細かい。知らずに向かうと、現地までたどり着いても入れないことがあります😌
✅ らかんの湯に日帰りで入れるのか(入れます。ただし条件が3つ)
✅ The Saunaを8人で貸切ると、ひとりいくらか
✅ ドラマで観たあの湖に、入れる季節と入れない季節
✅ 予約でつまずくポイント(知らないと当日たどり着いても入れません)
✅ ドラマを観ていない方でも、行く1軒が決められること
まずは、2軒の基本情報から見てください。
⚖️ 先に、2軒の基本情報
| 項目 | 🛖 The Sauna | ♨️ らかんの湯 |
|---|---|---|
| 📍 場所 | 長野・野尻湖 | 佐賀・武雄 |
| 🛖 形 | 森のサウナ小屋5棟 水着で入る屋外型 |
静かで暗い大浴場 サウナ3種類 |
| 🎟 入り方 | 完全予約制 相席 or 3時間貸切 |
予約制・定員制 5部制(2時間30分) |
| 💰 料金 | 相席3,500円〜 貸切33,000円〜 |
日帰り4,250円〜 |
| 🧍 ひとり | ⭕️ 相席の棟なら | ⭕️ むしろ有利 |
| 👫 男女で一緒に | ⭕️ 水着で入れます | ❌ 入れ替え制 |
| 👦 中学生以下 | ⭕️ | ❌ |
| 🖋 タトゥー | ⭕️ | ❌ |
※らかんの湯の日帰り料金は入る時間帯によって変わります(平日4,250〜4,850円/土日祝4,850〜5,450円)。The Saunaの貸切は棟によって33,000〜38,000円です。
いちばん大きな違いは「誰と行けるか」です。
The Saunaは水着を着て入るので、カップルでも、男女混合のグループでも一緒に入れます。らかんの湯は男女入れ替え制なので、それはできません。
逆にらかんの湯は、同性4人以上のグループを断っています。静けさを守るためです。ひとりや2人で行く人には、これがありがたい。
この記事はThe Sauna → らかんの湯の順です。
らかんの湯から読みたい方は、こちらから飛べます。
🗾 サ道のロケ地のうち、11軒でサウナに入りました
ドラマ「サ道」に出てきたサウナは、全シリーズで30か所以上。そのうち11軒で、実際にサウナに入りました。
※このほかに1軒、食事だけしてサウナには入らなかったところがあります(第5話の湘南ひらつか太古の湯。いまは閉店しています)
この記事は、そのなかの2軒です。
| 施設 | 登場した回 |
|---|---|
| 🛖 The Sauna | 2023年冬SP「一緒に旅に出て、ととのう」 |
| ♨️ らかんの湯 | シーズン2 第11・12話(最終回) |
なぜこの2軒を並べたのか。理由があります。
サ道はふだん、東京の街なかのサウナを1軒ずつ訪ねる話です。
ところがこの2回だけは、登場人物たちが遠くまで出かけます。
特別編にいたっては、サブタイトルがそのまま「一緒に旅に出て、ととのう」。
だからこの記事も、旅として読める2軒にしました。
📺 「サ道」を観たことがない方へ(30秒で読めます)
知らなくても、この記事は読めます😌
ドラマの話は、各施設の頭に数行あるだけです。読み飛ばしても困りません。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 📺 どんな話 | 主人公が実在のサウナに行って、ととのう。ほぼそれだけです |
| 📅 始まり | 2019年・テレビ東京の深夜ドラマ |
| 🧖 主人公 | ナカタアツロウ(演じるのは原田泰造さん) |
| 🗾 この記事の2軒 | シーズン2の最終回と、2023年の特別編に出てきた施設です |
🌀 ロウリュ=サウナ室の石に水をかけて、蒸気を出すこと
🚰 セルフロウリュ=その水かけを、自分でやっていいこと
🌤 外気浴=サウナと水風呂のあと、外の空気で休むこと
🪑 内気浴=外に出ずに、建物のなかで休むこと
😌 ととのう=サウナ・水風呂・休憩のあとに来る、ふわっとした心地よさ
🛖 The Sauna(長野・野尻湖)|8人で貸切って、ひとり4,375円でした
まず、いちばん驚かれる数字から。
「貸切3万5千円」と聞くと、たいていの人は諦めます。私も最初はそうでした。
でも8人で割れば、ひとり4,375円です。都内の高級サウナの1日料金と、そう変わりません。
私が行ったのは去年の秋、10月から11月にかけての頃です。サウナ好きの友人たちと8人。前の日は安曇野に泊まって、そこから車で1時間30分ほどかけて向かいました。
5号棟ヴィーシ。クマの標識が目印です
🛖 The Saunaはこういう場所です(行く前に知っておくと動きやすい)
予約の前に、施設の全体像をつかんでおくと迷いません。
The Saunaは、宿泊施設「LAMP野尻湖」の敷地のなかにあります。建物のなかの大浴場ではなく、森のなかに薪サウナの小屋が5棟点在している形です。
サウナ小屋の入口。右手の岩から水が落ちています
1️⃣ LAMP野尻湖の館内で受付(サウナは建物の外にあります)
2️⃣ 着替え。予約時間の10分前からできます
3️⃣ 木道を歩いてサウナ小屋へ。貸切の棟には専用の更衣室棟があります
4️⃣ 予約時間いっぱいまで利用できます
持ち物の心配もいりません。
🆓 無料で借りられる/タオル・水着・サンダル
相席のユクシ・カクシは、木製のオリジナルサウナマットも無料です
💴 有料/ポンチョ 500円
🌿 ヴィヒタ(白樺の枝束)の販売あり/シラカバ2,200円・ミントミックス2,600円
🅿️ 駐車場あり/🖋 タトゥーOK(らかんの湯は不可なので、ここは大きな違いです)
💧 水風呂が、季節ごとに変わります
ここがThe Saunaのおもしろいところです。入る棟と季節で、冷やし方がまるごと変わります。
| 冷やし方 | 内容 | 入れる時期 |
|---|---|---|
| 🛢 樽の水風呂 | 黒姫山の伏流水を引き込んだ樽。16℃前後(相席のユクシ・カクシ) | 通年 |
| 🧊 専用の水風呂 | 地下水を汲み上げたもの。10℃前後(貸切の3棟) | 通年 |
| 🏞 野尻湖 | 少し歩きますが、湖にそのまま入れます | 6〜8月頃 |
| ❄️ 雪ダイブ | 積もった雪に飛び込みます | 冬 |
🪑 休憩の場所も選べます
外にはインフィニティチェア(体が沈み込む形の椅子)が並び、ブレインスリープの枕とマットレスが置かれています。まわりはハーブ園です。
寒い日や雨の日は、火のついたドームテントのなかで休むこともできます。外気浴が苦手な季節でも逃げ場がある、というのは安心材料でした。
サウナのあとはレストランで食事もできます。焼き野菜のカレーが評判です。
🧸 施設のあちこちに「トントゥ」という、フィンランドに伝わるサウナの妖精のモチーフが隠れています。
サウナ室のストーンの中や、扉のわきなど。探しながら入ると、それだけで楽しいです。
営業は8時30分から21時15分まで(各枠は2〜3時間の入れ替え制)。定休日は火曜です(祝日の場合は営業)。
🏠 予約したのは5号棟「ヴィーシ」。五角形のサウナ室です
The Saunaにはサウナ小屋が5棟あります。名前はフィンランド語の1から5で、ユクシ・カクシ・コルメ・ネリャ・ヴィーシ。
私たちが入ったのは、いちばん新しい5号棟のヴィーシでした。
扉を開けて、最初に思ったのは「多角形みたいだな」ということです。あとで知りましたが、この棟は五角形でできています。壁だけでなく、床も、座る面まで五角形。
広さのわりに、こじんまりと感じました。8人で入っても、なぜか窮屈じゃない。
ヴィーシのサウナ室。奥に薪ストーブ、手前にロウリュ用のバケツ
🔥 サウナ室/約100℃・8人まで・薪ストーブ(フィンランドNarvi社)
🪑 座面/高めの2段。3段のステップで上がる
💧 水風呂/深さの違う2つ。首まで浸かれる井戸型と、浅く広い石の露天
🌿 休憩/屋根つきの「サウンドシェルター」あり
⏱ 利用/3時間の完全貸切
👙 水着/着用が必須(男女共用)
🌀 スタッフさんが、アロマを変えながらロウリュしてくれた
この日いちばん印象に残ったのは、アテンドしてくれたスタッフさんでした。
ロウリュをしてくれるだけではありません。サウナについて、いろいろ教えてくれる。しかもアロマを何種類も変えながらやってくれました。香りが変わるたび、部屋の空気が入れ替わります。
施設の情報にも「スタッフによるロウリュサービスがある時も」と書かれています。
私が行ったときはやってもらえた、という話として読んでください。
🏞 ドラマで観たあの湖に、私は入れませんでした
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
The Saunaは野尻湖のほとりにあります。ドラマでは、湖に入る場面があります。あれを観て「自分もやりたい」と思った人は多いはずです。私もそうでした。
でも、入れませんでした。
🏞 野尻湖に入れるのは、夏(6月〜8月頃)だけです。
冬は雪に飛び込む「雪ダイブ」ができます。
👉 秋から春先にかけては、湖にも雪にも入れません。
私が行ったのは、まさにその「秋」でした。
だから、湖に入りたいなら夏に予約してください。ここだけは先に決めたほうがいい。季節を選び直すだけで、体験がまるごと変わります。
ただ、秋には秋の景色がありました。それは後で書きます。
💧 水風呂は、キンキンで、深い
貸切の棟には、それぞれ専用の水風呂があります。地下水を汲み上げたものです。
ヴィーシの水風呂は深さの違う2つ。私が入ったのは深いほうでした。首まで浸かれる、井戸のような形をしています。
とにかく冷たい。記憶があいまいなところもありますが、キンキンという言葉がいちばん近い。
石を積んだ水風呂。竹の注ぎ口から水が落ちています
情報源によって4℃から15℃まで幅があります。
地下水をそのまま使っているので、季節で動くと思っておくのが正確です。
※相席のユクシ・カクシは水風呂が別で、黒姫山の伏流水を引いた樽の水風呂(16℃前後)です
🍂 落ち葉が、風にゆらゆら落ちてくる
水風呂から出て、外の椅子に寝ころびました。
そこで見た景色を、いまでもよく覚えています。落ち葉が、風にゆらゆら揺れながら落ちてくる。それを、寝たまま下から見上げていました。
湖には入れなかった。でも、この時間があったから、まったく惜しくありません。
寝ころぶ場所も良かった。ブレインスリープの枕とマットレスが用意されていて、フルフラットで6席あります。あれは効きます。頭がすとんと落ち着く感じがありました。
これは施設に置かれている外気浴用のセットです。市販されている家庭用の枕と同じものかどうかは、私にはわかりません。「サウナの外気浴で使って気持ちよかった」という話として書いています。
🌡 「温度も湿度もちょうどいい」の正体
サウナ室にいるあいだ、ずっと感じていたことがあります。温度も湿度も、ちょうどいい。息苦しくないのに、体の芯までしっかり温まる。
ただ熱いだけの部屋とは、明らかに違いました。
あとで調べて、理由がわかりました。
🌀 天井の「パチンコ板」/ロウリュの蒸気を、効率よく人に当てるための板
💨 Fresh Airダクト/新鮮な空気を室内に送り込むしくみ
🏠 五角形の設計/空気の流れと熱の回り方を計算した形
ヴィーシは「それまでの4棟の要素を全部入れた完成形」として造られた棟だそうです。体で感じた「ちょうどよさ」には、ちゃんと設計の裏付けがありました。
🔄 4セット以上入って、休憩はバラバラでした
3時間の貸切で、4セット以上入りました。
おもしろかったのは、8人いたのに、みんなの動きがバラバラだったことです。
先にサウナへ戻る人がいて、まだ寝ころんでいる人がいる。それでいて、全体としては自然に流れができていました。誰も待たされないし、誰も急かされない。
🔑 これは貸切だからできることです。
人数ぶんの「自分のペース」が、同時に成り立つ。
私はここに、3万5千円の価値があると思いました。
それと、サウナ室のなかで友人とたくさん話せたのも良かった。ふつうのサウナでは、これができません。
8人でヴィーシを借りたときの流れ
10分前から
サウナ → 水風呂 → 外気浴 を1セットとして、4セット以上
8人いても、動きはバラバラでした。先にサウナへ戻る人がいて、まだ寝ころんでいる人がいる。それでいて全体は自然に流れていきます。
貸切の価値はここです。人数ぶんの「自分のペース」が、同時に成り立ちます。
🏠 棟の選び方(ここが予約でいちばん迷います)
5棟あると書きました。この違いを知らないと、予約で失敗します。
🧍 ひとり・少人数なら → ユクシ/カクシ
相席・2時間・定員6名
平日3,500円・休日4,500円
👥 4〜6人なら → コルメ/ネリャ
貸切・3時間・定員6名
平日33,000円・休日36,000円
🎉 7〜8人なら → ヴィーシ(私たちはここ)
貸切・3時間・定員8名
平日35,000円・休日38,000円
👉 8人で割るとひとり4,375円
ポイントは定員です。
7人以上で行くなら、選べるのはヴィーシだけ。コルメもネリャも6名までです。私たちが8人でヴィーシになったのは、そういう理由でした。
公式の予約ページは1〜6名までしか選べません。
7名以上は電話での問い合わせになります。
👉 ここを知らないと、「8人では予約できない」と勘違いして諦めてしまいます。
逆にひとりで行きたい人は、貸切を見て諦めないでください。ユクシかカクシの相席なら、3,500円から入れます。
🛖 ヴィーシ/8:30-11:30・12:15-15:15・16:00-19:00
🛖 コルメ/9:30-12:30・13:15-16:15・17:00-20:00
🛖 ネリャ/10:30-13:30・14:15-17:15・18:00-21:00
👉 朝いちばんに入れるのはヴィーシだけです。前泊するなら、ここを狙う手があります。
※キャンセル料は5〜7日前20%/2〜4日前30%/前日50%/当日100%
The Saunaは水着を着て入る男女共用です。
だから男女で一緒に、同じサウナ室に入れます。
タオル・水着・サンダルは無料で借りられるので、手ぶらでも大丈夫です。
⭕️ 向いている人
友人グループでの旅/カップル/自然のなかで過ごしたい人/自分たちのペースで動きたい人
❌ 向かない人
思い立って当日行きたい人/裸で入りたい人/駅から歩いて行きたい人(車がないと不便です)
🏨 朝いちばんの枠を狙うなら、泊まるのが早い
The SaunaがあるLAMP野尻湖は、宿泊もできる施設です。
私は安曇野に前泊して、当日は車で1時間30分かけて向かいました。朝8時30分の枠を取ろうとすると、前泊はほぼ必須です。
泊まってしまえば、その移動が要りません。宿泊者だけが使えるサウナもあります。
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♨️ らかんの湯(佐賀・武雄)|天国感が、はんぱなかった
サ道シーズン2の最終回に出てきたのが、佐賀県武雄市のらかんの湯です。御船山楽園ホテルの大浴場にあたります。
私が行ったのは2023年6月。友達と、日帰りで入りました。
あのときの感想を、いま思い返しても同じ言葉になります。天国感が、はんぱなかった。
御船山楽園ホテルの入口。ここから、らかんの湯へ
🕯 すんごく静かで、暗い。サウナストーンだけが光っている
扉を開けた瞬間に、空気が違いました。
すんごく静かで、暗い。まず、それに驚きます。そして目が慣れてくると、部屋のなかで光っているものが1か所しかないことに気づく。
サウナストーンだけが、ライティングされているのです。
ここまで凝ったサウナ室を、私はほかに知りません。テレビもありません。見るものが、石しかない。
🔥 温度/約95℃・10人まで
🚰 セルフロウリュ/できます
💧 かける水が2種類/御船山の天然水と、佐賀県嬉野産のほうじ茶
📺 テレビ/ありません
ほうじ茶は、サウナ専用に焙煎して抽出したものだそうです。石にかけると、部屋がお茶の香りになります。
らかんの湯には、このドライサウナのほかに薬草スチームサウナもあります。使われているのは武雄で採れた自生の薬草。専門家がよもぎをベースに調合したものだそうです。
熱さは「少し熱いかな」と思うくらい。でも居心地はいい。この2つが両立しているサウナ室は、案外めずらしいと思います。
🔊 外の音が、そのまま流れてくる
もうひとつ、忘れられないことがあります。
私が入った浴室では、外の音が、そのままスピーカーから流れていました。録音した環境音ではありません。いま外で鳴っている音が、そのまま届いてくる。
ドラマでも紹介されていた仕掛けです。本当に凝っている。
🔄 時間帯によって、入る浴室が変わります
ここは、知らずに行く人がとても多いところです。
らかんの湯は男女入れ替え制です。そして大事なのは、2つの浴室の中身が、そもそも違うということ。
| 項目 | 浴室A | 浴室B |
|---|---|---|
| 💧 ロウリュの水 | 天然水+嬉野ほうじ茶 | 天然水+アロマのアイスボール |
| 🧊 メインの水風呂 | 水深110〜140cm | 水深80〜110cm(頭から浴びるシャワーつき) |
| 🌿 薬草スチーム | 黒を基調・約90℃・18人 | 白を基調・約85℃・10人・天井の一部がガラス張り |
| 🪑 休憩 | 内風呂 イス4・フルフラット2 外気浴 フルフラット3・ベンチ2・イス2 |
内風呂 ベンチ4 外気浴 ベンチ8・デッキチェア1・イス4 |
入れ替わるのは15時から24時(午後)と、翌朝6時から10時30分(午前)のあいだです。
らかんの湯・日帰り入浴の5つの枠(1回2時間30分)
8:00 – 10:30
この枠だけ「午前の浴室」。ロウリュの水はアロマのアイスボール、水風呂は深さ80〜110cm
3部 17:30–20:00
4部 19:30–22:00
5部 21:30–24:00
この4つは「午後の浴室」。ロウリュの水は嬉野ほうじ茶、水風呂は深さ110〜140cm
定員は男性15名・女性10名。泊まれば、朝と午後の両方に入れます。
つまり、午後に行くか、翌朝に行くかで、体験がまるごと変わります。水風呂の深さも、ロウリュの香りも、薬草サウナの色まで違う。
泊まれば、午後と翌朝の両方に入れます。
日帰りだと、どちらか片方しか体験できません。私がそうでした。
「どちらも見たい」という人は、はじめから宿泊で計画したほうが早いです。
🧊 16℃なのに、とんでもなく冷たく感じた理由
水風呂の話をします。
とにかく冷たくて、深くて、自由な感じでした。私が入ったのは露天のほうです。
でも、数字を見ると不思議に思うかもしれません。水温は13〜16℃前後。サウナ好きからすると、劇的に冷たい温度ではありません。
それなのに、なぜあんなに冷たく感じたのか。深さだと思います。
🧊 水深110〜140cm。立ったまま、肩まで沈めます。
体の表面が、すきまなく水に触れる。
さらに水圧が全身にかかるので、体の熱が表面から一気に抜けていきます。
👉 同じ16℃でも、浅い水風呂とは体感がまったく違うのはこのためです。
作業療法士として体のことを見てきた立場から言うと、「冷たさ」は温度だけで決まりません。どれだけの面積が、どれだけの圧で水に触れているか。らかんの湯の水風呂は、そこが違います。
なお水温は、浴室と季節で動きます。武雄温泉の源泉を機械で冷やして使っているので、日によって多少の幅があると思っておいてください。
🪟 外気浴より、2階がすばらしかった
外気浴も良かった。でも、いちばん良かったのはそこではありません。
2階の休憩スペースです。
薬草スチームサウナの2階が、ガラス張りの休憩室になっています。座ると、目の前に山の緑がパノラマで広がる。空も見えます。
正直に書くと、椅子がどんな形だったかは覚えていません。覚えているのはとにかく居心地が良かったということだけです。ととのうには、もってこいの場所でした。
🍮 塩プリンと、暖炉で焼くかんころ餅
そして、この2階にもうひとつの楽しみがあります。もてなしのアメニティが、ここに集まっているのです。
🍮 塩プリン/置いてある塩を自分でかけると、味が変わります
🍊 有機の干しみかん
🔥 かんころ餅/串に刺して、暖炉で自分で焼きます
🥤 デトックスウォーター2種
🍵 緑茶・ほうじ茶
塩プリンは本当においしかった。サウナのあとに塩気のある甘いものを食べると、体にすっと入ってきます。
※もてなしの中身は変わります。公式が案内しているのは、かんころ餅・乾燥みかん・玉羊羹・冷たい飲みものなど。塩プリンは、私が行ったときに出たものです。
タオルまわりも気持ちがいい仕組みでした。フェイスタオル・バスタオル・サウナマットが、すべて無料で使い放題です。何枚使っても気を遣わなくていい。
🔥 私が行ったとき、薪サウナはありませんでした(いま行く人はここも入れます)
ここは正直に書いておきます。
らかんの湯には、いま薪サウナがあります。でも私は入っていません。
2022年の末に火災で焼失し、2024年3月16日に再建してオープンしています。
私が訪れた2023年6月は、ちょうどその間でした。
👉 いま行く方は、私が体験していないサウナにもう1つ入れます。
入っていない私が語るのはずるいので、施設の情報と、再建後に入った方の記録から、わかっていることだけを書きます。
🔥 温度/約90℃・14〜15人
🪵 熱源/薪ストーブ。薪は武雄近郊の間伐材、サウナストーンは御船山の古石を使っています
🚰 セルフロウリュ/できます。かける水は武雄温泉の源泉
📅 再建オープン/2024年3月16日
🚻 男女/どちらの浴室にもあります
入った方の記録を読むと、造りがかなり変わっているようです。
🪜 入口から7段ほど階段を上ると、中2階のような空間に出る
🕳 奥は吹き抜けになっていて、そこから巨大なストーブを見下ろす形
🪨 カボチャほどの大きさのサウナストーンが、高さ2mほどまで積み上がっている
🥄 ロウリュは、吹き抜けの上から柄杓で石めがけて投げる
🌲 薪ならではの、やわらかい熱と香り
石に向かって上から水を投げる、という入り方をするサウナを、私はほかに知りません。次に行くときの目的は、もう決まっています。
らかんの湯には、いまドライサウナ・薬草スチームサウナ・薪サウナの3種類があります。
日帰りの利用時間は2時間30分。3種類を1回ずつ入るだけで、けっこう埋まります。
👉 どれを何セット入るかは、行く前に決めておいたほうがいいです。
つまりこの記事に書いてあるのは、薪サウナ抜きでも「天国感がはんぱない」施設だったという話です。いまはそこに、もう1棟足されています。
🎟 日帰りで入るための条件(知らないと入れません)
らかんの湯の日帰り入浴には、けっこう細かい条件があります。ここを読まずに行くと、たどり着いても入れません。
📅 予約制・定員制/電話(0954-23-3131)かホテルの予約ページから
⏱ 5部制・1回2時間30分
①8:00-10:30 ②15:00-17:30 ③17:30-20:00 ④19:30-22:00 ⑤21:30-24:00
👥 定員/男性15名・女性10名
💰 料金/平日4,250〜4,850円・土日祝4,850〜5,450円
同じ日でも、入る時間帯によって金額が変わります
❌ 同性4名以上のグループは利用できません
❌ 中学生以下は日帰り入浴を利用できません
❌ タトゥーのある方は利用できません
🎩 サウナハットの貸し出しはありません。使う方は持参してください
※キャンセル料は3日前から発生します(3日前・2日前30%/前日50%/当日100%)
「同性4名以上は不可」は、はじめて見ると厳しく感じるかもしれません。でも、あの静けさを体験すると納得します。あれは、人数を絞っているから成立している静けさです。
🎩 サウナハットは、持っていったほうがいいです
さらっと書きましたが、らかんの湯にサウナハットの貸し出しはありません。使う人は自分で持っていく必要があります。
サウナハットは、頭が熱くなりすぎるのを抑えてくれます。のぼせにくくなり、髪の傷みも防げる。作業療法士として言うと、頭にこもる熱をひとつ減らせるだけで、体の負担はけっこう変わります。
そして遠征では、もうひとつ別の問題が出てきます。
💧 ハットは、使っているうちに汗と蒸気でぐっしょり濡れます。
濡れると重くなり、熱をさえぎる力も落ちます。
そして帰りは、その濡れたものをカバンに入れて持ち帰ることになります。
👉 日帰り圏なら気になりません。飛行機や新幹線で帰る日は、これがけっこうこたえます。
私が使っているのは、帽子専門店OVERRIDE(オーバーライド)のサウナハットです。選んだ理由は撥水でした。
💧 撥水加工の4WAYストレッチ生地/濡れにくいので、熱をさえぎる力が落ちにくい
🧥 3M シンサレート™の中綿を表と裏の生地それぞれに/へたりにくく、断熱が長もちします
🧺 洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます。乾きやすく、型崩れしにくい
🎒 折りたためて、ハンガーループつき/サウナ室のフックに掛けられます
📏 サイズは58cmのMと、60cmのL(下のリンクはMです)
🎨 カラーは7色/💰 6,600円(税込)
❄️ 冬はふつうの帽子としても使えます
公式の説明にある「濡れにくくすることで高い断熱性を維持する」という部分が、まさに私が欲しかったところでした。3セット、4セットと回すほど差が出ます。
サウナハットは1,500円くらいからあります。それでも私は、ここは質で選んでほしい。
濡れて重くなったハットは、熱をさえぎってくれません。道具が効かないと、ととのうまでの時間も伸びます。
洗っても型崩れせず、長く使えます。1回あたりの値段で考えると、むしろ安いというのが私の実感です。
📺 サ道に出ている人が、普段から使っているブランドでした
これは記事を書きながら知ったのですが、このブランド、サ道とつながっていました。
ドラマのシーズン1と2に、「イケメン蒸し男(むしお)」という人物が出てきます。サウナのコンサルティング会社を経営する若手のサウナーで、主人公ナカタの相棒のような存在です。演じているのは俳優の磯村勇斗さん。
その磯村さんが、このOVERRIDEとコラボしたサウナハットを出しています。ブランドの公式記事に、ご本人の言葉が載っていました。
「今回、普段から使わせていただいているオーバーライドさんにお力をお借りし、コラボサウナハットを作りました」
出典:OVERRIDE公式サイトの記事(2023年3月3日)
「普段から使わせていただいている」。ドラマでサウナーを演じている人が、役の外でも使っていたブランドだった、ということです。
コラボモデルは「無言SAUNA HAT」という名前で、2023年3月に発売されました(8,800円)。私が使っているのは、そのベースになった通常モデルのほうです。
※広告(PR)を含みます。在庫と価格は変わることがあります
⭕️ 向いている人
ひとり/2〜3人/静けさを求めている人/食事やアートもまとめて楽しみたい人
❌ 向かない人
4人以上の同性グループ/中学生以下のお子さん連れ/タトゥーのある方/当日思い立って行きたい人
🏨 泊まれば、2つの浴室の両方に入れます
これがいちばん大きい理由です。日帰りだと、午後か翌朝のどちらか片方の浴室しか体験できません。私がそうでした。
泊まれば入れ替えをまたげるので、深い水風呂も、ほうじ茶のロウリュも、両方の薬草サウナも全部入れます。
しかも日帰りの「同性4名以上は不可」という制限も、宿泊なら関係ありません。
※広告(PR)を含みます
🎟 この2軒は、予約が9割です
ここまで読んでいただいて、伝わったと思います。この2軒は、行くと決めた時点で勝負がついています。
| 🛖 The Sauna | ♨️ らかんの湯 | |
|---|---|---|
| 📅 先に決めること | 人数(棟が決まる)と季節(湖に入るなら夏) | 時間帯(午後か翌朝かで浴室が変わる) |
| 🎟 予約 | 完全予約制。公式サイトから | 電話 0954-23-3131 か予約ページから |
| ⚠️ つまずきやすい点 | 7人以上ならヴィーシ一択 | 同性4名以上は予約できない |
行く前にここだけ確認してください
1〜6名 → 公式サイトからネットで予約できます
7名以上 → ネットでは予約できません。電話で問い合わせ
入りたい → 6月〜8月に行く(冬は雪ダイブ)
秋〜春先は、湖にも雪にも入れません
ひとり・2〜3人 → 予約できます
同性4名以上のグループ → 日帰りは予約できません
中学生以下・タトゥーのある方 → 日帰りは利用できません
逆に言えば、ここさえ押さえれば、あとは行くだけです。
❓ よくある質問
Q. らかんの湯は日帰りでも入れますか?
A. 入れます。ただし予約制・定員制で、1日5部制(1回2時間30分)です。枠は①8:00-10:30 ②15:00-17:30 ③17:30-20:00 ④19:30-22:00 ⑤21:30-24:00の5つ。定員は男性15名・女性10名です。料金は平日4,250〜4,850円、土日祝4,850〜5,450円で、入る時間帯によって変わります。予約は電話(0954-23-3131/受付11時〜21時)か御船山楽園ホテルの予約ページからできます。
Q. らかんの湯は予約なしでも入れますか?
A. 基本は予約が必要です。予約なしで訪ねた場合は、その枠の定員に達していないときだけ入れます。定員が男性15名・女性10名と少ないので、遠方から行くなら必ず予約してください。なおキャンセル料は3日前から発生します。
Q. The Saunaはひとりでも行けますか?
A. 行けます。1号棟ユクシと2号棟カクシは相席(2時間)で、平日3,500円・休日4,500円から入れます。3万円台の貸切プランだけを見て諦める必要はありません。3号棟コルメ・4号棟ネリャ・5号棟ヴィーシが3時間の完全貸切です。
Q. The Saunaは何人まで入れますか?どの棟を予約すればいいですか?
A. 棟によって定員が違います。相席のユクシ・カクシは6名、貸切のコルメ・ネリャは6名、5号棟ヴィーシだけが8名です。つまり7人以上のグループで貸切にするなら、選べるのはヴィーシだけになります。料金はコルメ・ネリャが平日33,000円・休日36,000円、ヴィーシが平日35,000円・休日38,000円です。
Q. The Saunaで野尻湖に入れますか?
A. 入れるのは夏だけです。少し歩きますが、6月から8月頃は野尻湖にそのまま入れます。冬は積もった雪に飛び込む雪ダイブができます。秋から春先にかけては、湖にも雪にも入れません。私が訪れた秋は入れなかったので、湖が目当てなら夏に予約してください。
Q. 子ども連れやタトゥーがあっても入れますか?
A. 施設によって違います。らかんの湯の日帰り入浴は中学生以下が利用できず、タトゥーのある方も利用できません。同性4名以上のグループも予約できません。The Saunaはタトゥーがあっても入れます。男女共用で水着を着て入るので、家族やカップルでも一緒に入れます。
📺 サ道の新作が、9月19日から放送されます
📅 9月19日(土)〜23日(水)の5日連続(テレビ東京)
🕓 19・20日は16時00分〜16時20分/21〜23日は11時30分〜11時50分(各20分)
🧖 出演は原田泰造さん(ナカタ)・三宅弘城さん(偶然さん)、そして新キャラクター「蒸くん」役の橋本将生さん
📱 U-NEXTとPrime Videoで見放題配信、TVerなどで見逃し配信もあります
※放送予定は変わることがあります。公式サイトで確認してください
🗾 関東の4軒はこちらにまとめました
11軒のうち、この記事で書いたのは2軒です。関東の4軒は別の記事にまとめました。
🏙 サ道ロケ地の関東4軒を作業療法士が体験|北欧・ニューウイング・マルシンスパ・草加
上野の北欧、錦糸町のニューウイング、笹塚のマルシンスパ、そして草加健康センター。1日で2軒まわれる距離にあります
♨️ SKC(草加健康センター)完全ガイド
シーズン1第4話の舞台。爆風ロウリュをまとめた1軒ぶんの記事です
💧 サウナしきじ完全ガイド
シーズン1第6話の舞台。薬草サウナと天然水の水風呂を、静岡まで行って書きました
どこから回るか迷っている方は、そちらもどうぞ😌

