【群馬・高崎】観音山サウナ蒸寺の口コミ・料金・予約|3室と2つの水風呂を作業療法士が体験レビュー
お寺の世界観にまるごと没入する、男性専用のサウナ専門店です(月1回ほどレディースデーあり)。
温泉も食事処もなく、サウナ・水風呂・休憩だけに振り切っています。
こんな方に向いています
・体験そのものを楽しみたい方
・瞑想に興味はあるけど、やり方が分からない方
・サウナに通い慣れて、驚けなくなってきた方
この記事でわかること
・ 時間帯で料金が変わるので、いつ行くのが得か
・ 3つのサウナ室は何がどう違うのか(正直な向き不向きも)
・ 水風呂の温度が日によって変わること(数字の見方)
・ 120分制で足りるのか——実際に4セット回った時間割
・ 初めてのサウナには、まだ早いと私が思う理由
群馬県高崎市、標高190mの観音山に観音山サウナ蒸寺があります
読み方は「かんのんやま さうな むしでら」です。
2024年8月オープン。「お寺」をテーマにした男性専用サウナです
高崎で日帰りサウナを探している方なら、一度は名前を見たことがあるはずです。
サウナイキタイの「イキタイ」は3,750超、口コミ(サ活)は3,500件超
オープンから2年ほどで、この数字です。
くぐった先は、日常とは別の空気でした
※イメージです
先に結論から言います
サウナに慣れた人ほど、行く価値があります
逆に、初めてのサウナには向きません。
私は7月の夕方に訪れて、2時間で4セット回りました
そのうえで、良かったところも「ここは人を選ぶな」と思ったところも、作業療法士(OT)として正直に書きます
結論:この施設は「音」で評価が分かれます
先にいちばん大事なことを書きます。
蒸寺のサウナ室には、お経が流れています
ここが刺さるかどうかで、評価は真っ二つに分かれます
| 刺さる人 | 仕掛けごと楽しめる人(お化け屋敷や体験型イベントが好きな方) 静かなサウナだとかえって考えごとが止まらない人 瞑想をやったことがない人 通い慣れて驚けなくなってきた人 |
| 合わない人 | サウナ室では音がないほうがいい人 呼吸に集中する入り方をしている人 サウナ2〜3回目の初心者 |
お経が流れていると、何がいいのか
先に、いいところを3つだけ挙げます。
① 考えごとが止まらない人の「意識の置き場所」になる
静かだと雑念が湧く人ほど効きます。
② 瞑想のやり方を、声が教えてくれる
「サウナ修行とは何か」を語るナレーションが流れます。
③ 非日常に、深く入り込める
お寺に参るように、日常から切り離されます。
それぞれの理由は、記事の後半でじっくり説明します
正直に言うと、私自身は後者のタイプでした
でも、この記事で伝えたいのはそこではありません。
刺さる人には、とことん刺さる施設です
なぜそう言えるのかを、作業療法士として最後まで分析します
その前に、そもそも入れない方がいるので先にお伝えします
⚠ 入館できない方(公式サイトに明記)
・タトゥー・刺青のある方
・18歳未満の方
・泥酔されている方
女性は「レディースデー」に行けます
基本は男性専用の施設です。
ただし、月に1回ほどレディースデーが開催されます
公式サイトで告知された回は、こんな内容でした。
| 対象 | 終日、女性のみ |
|---|---|
| 料金 | 2時間半制 1,700円 21時以降 1,500円 |
| 水着 | 着用自由 |
| 特典 | フェイスパック+イオンウォーター |
通常より30分長いのがうれしいところです
開催日は不定期なので、公式サイトの告知を確認してからお出かけください
群馬でいつでも女性が入れるサウナは、群馬サウナおすすめのまとめ記事で紹介しています
観音山サウナ蒸寺の基本情報
| 施設名 | 観音山サウナ蒸寺 かんのんやま さうな むしでら |
|---|---|
| 住所 | 群馬県高崎市石原町2340-1 |
| 営業時間 | 13:00〜23:00 定休日なし(設備メンテナンスによる臨時休業あり) |
| 予約 | 通常営業は予約不要 完全予約制は貸切プランのみ |
| 駐車場 | 30台・無料 |
| 支払い | 現金・クレジットカード・電子マネー |
| オープン | 2024年8月 |
※2026年8月時点の情報です(公式サイトとサウナイキタイで確認)。
120分制なので、21時以降に入る場合は閉店時刻にご注意ください。
最新の情報は 観音山サウナ蒸寺 公式サイト をご確認ください。
アクセスマップ
料金は「何時に入るか」で変わります
ここが最初のポイントです
21時を境に、料金が200〜300円下がります
| 入る時間帯 | 料金(120分) |
|---|---|
| 平日 13:00〜21:00 | 1,700円 |
| 平日 21:00〜 | 1,500円 |
| 土日祝 13:00〜21:00 | 2,000円 |
| 土日祝 21:00〜 | 1,800円 |
| 延長 | 30分ごと 500円 |
群馬の相場から見ると、安くはありません
ただ、ここは温泉も食事処もないサウナ専門店です
そのぶん、サウナ室に予算が振り切られています
サウナは3室。それぞれ性格がまるで違う
蒸寺の一番の特徴が、3つのサウナ室です
ひとつずつ、実際に入った感想を書きます
① 釈迦炎舞(しゃかえんぶ)——ここが本命
| 温度 | 90℃〜(電気・HARVIA) |
|---|---|
| 広さ | 3段・23人 |
| ロウリュ | オートロウリュ 20分ごと |
メインの大きなサウナ室です
広くて、温度も高い。それでいて居心地がいいのが不思議でした
熱いサウナは「耐える場所」になりがちですよね
でもここは、腰を落ち着けていられました
23人入る広さがあるので、他人との距離が近すぎないのが効いていると思います。
ロウリュのタイミングは覚えておくと得です
オートロウリュは毎時00分・20分・40分
20分ごとにきっちり来ます
つまり時計を見れば、次の熱波が何分後か分かります
入室してすぐ来るのか、10分待つのか
これが分かるだけで、セットの組み立てが変わります
おすすめはロウリュの5分ほど前に入ることです
体が温まったところに熱波が重なるので、山がきれいに作れます
ストーブはHARVIAが2機
出力が強く、ロウリュのあとの熱の回り方がしっかりしています
サウナイキタイの施設情報では、セルフロウリュも「有り」となっています
私は試していないので、やり方は現地で確認してみてください。
なおアウフグース(熱波師のサービス)はありません
スタッフに扇いでもらう体験を期待していると、そこは肩透かしかもしれません。
あとはテレビがありません
館内の並び(入口から奥へ)
入口側
釈迦炎舞
電気・23人・オートロウリュ20分ごと
冷たいほうの水風呂
5人・水深60〜80cm
↓ 奥へ
奥側
空の間 蒸観音
薪ストーブ/スチーム
ぬるいほうの水風呂
4人・水深60〜80cm
水風呂は入口側と奥側に1つずつ。出たサウナ室に近いほうへ向かえば迷いません
水風呂の場所も覚えておくと便利です
冷たいほうは入口側(釈迦炎舞のほう)
ぬるいほうは奥側(空の間・蒸観音のほう)
つまり、どのサウナ室を出たかで、近い水風呂が変わります
私は少し歩いた記憶があるので、広さはそれなりにあると思ってください
② 空の間(くうのま)——暗さが効く
薪がはぜる音と、揺れる炎だけがある部屋です
※イメージです
| 温度 | 約92℃(薪ストーブ) |
|---|---|
| 広さ | 4〜6人 公式は5〜6人。体感では4人で満席 |
| ロウリュ | セルフロウリュ可 |
「宇宙空間」がテーマの小さな薪サウナです
4人でいっぱいになる狭さです。
そして室内がとても暗い
この暗さが、想像以上に気持ちよかったです
視覚から入る情報が減ると、体の感覚のほうに意識が向きます
熱の伝わり方、呼吸、汗の出方
そういうものが、急に細かく分かるようになる感じです
広い釈迦炎舞のあとにここへ入ると、落差が大きくて面白いですよ
薪ストーブなのでセルフロウリュができます
今回、私は試していません。
ただ、ほかのお客さんがロウリュしていたので、遠慮なくやって大丈夫そうです
③ 蒸観音(むしかんのん)——水滴に注意
| 種類 | スチームサウナ(特製アロマ) |
|---|---|
| 温度 | 公式は「高温」とのみ表記 サウナイキタイの掲載値は85℃。体感は高湿度で数字以上に熱い |
| 広さ | 3段・8人 |
アロマの香るスチームサウナです
熱さそのものは良かったです
ただ、正直に書きますね
私は長く入っていられませんでした
理由は天井から落ちてくる水滴です
これが、熱いんです
スチームサウナは室内の湿度が高く、天井に水滴がたまります。
その水滴は室温に近い温度まで熱くなっているので、肌に当たるとかなり驚きます
💡 対策
・頭にタオルをかける(これだけでかなり違います)
・天井が低い場所・真下を避けて座る
・短時間で切り上げると割り切る
ここは長居する部屋ではないと考えたほうがよさそうです。
3〜5分でさっと出て、水風呂へ向かうのが気持ちいいですよ
しきじの薬草サウナに、感触が似ていました
入ってすぐ「あれ、これは」と思いました。
静岡のサウナしきじ——聖地と呼ばれるあの薬草サウナです
あそこの蒸気の濃さと、肌への当たり方によく似ていました。
まさか群馬で近い感触に出会うとは思わず、正直おどろきました
ただし、蒸観音の温度の数字は情報源によって割れています
公式サイトは「高温」とだけ。サウナイキタイの掲載値は85℃。
正直なところ、私の体感はしきじ(約65℃)に近い蒸し方でした。
数字が何度であれ、体が受け取る感じは近い。
これは湿度のなせるわざだと思います
高湿度の部屋では、汗が蒸発できません。
だから熱が体にこもり、数字以上に熱く感じます
しきじの薬草サウナが65℃でも汗だくになるのと、同じ理屈です。
水風呂は2つ。温度は日によって変わります
数字よりも先に、肌が冷たさを教えてくれます
※イメージです
ここは、調べるほど数字が割れました
ネット上では「シングル(1桁台)」という声を見かけます
一方で「思ったよりぬるい」という声もあります。
どちらも本当でした。
| 情報源 | 水風呂の温度 |
|---|---|
| 公式サイト | 〜9℃ と 14℃ |
| サウナイキタイ | 16℃ と 18℃ |
| 利用者の記録 | 10℃前後の日/14〜16℃の日 |
どれかが嘘、という話ではありません。
その日によって水温が変わると考えるのが正確です
実際、2025年10月の利用者の記録には「以前よりぬるくなったと聞いた」とあります。
つまり数字を当てにして行く水風呂ではないということです
私が入った日は、表示されていた数字より冷たく感じました
広くて、水がよく動いているからだと思います
チラー(冷却装置)でしっかり冷やされていて、キンキンでした。
場所は覚えておくと便利です
| 水風呂 | 場所とスペック |
|---|---|
| 冷たいほう | 入口側(釈迦炎舞のそば) 5人・水深60〜80cm |
| ぬるいほう | 奥側(空の間・蒸観音のそば) 4人・水深60〜80cm |
水風呂が苦手なら、奥側から入ってください
いきなり冷たいほうへ飛び込む必要はありませんよ
冷えすぎたら、檜風呂で戻せます
公式サイトによると、40℃の檜風呂があります
水風呂で冷えすぎたときの、逃げ場になります。
ただしサウナイキタイの施設情報には載っていません。現地で確認してみてください
内気浴と、観音山の夜景(マジックアワーが狙い目)
休憩はすべて室内。窓の向こうに高崎の灯りが広がります
※公式サイトの写真をもとにしたイメージです
休憩はすべて室内です
外気浴はありません(デッキチェア7席+フルフラット14席)。
「外気浴がないのか」と思うかもしれません
でも、ここの休憩には別の武器があります
標高190mからの眺めです
私が行ったのは7月の18時前後。
ちょうどマジックアワーでした
日が落ちる直前、空がオレンジから紺に変わっていく時間帯です
整った状態でその色の変化を眺めていると、時間の感覚がゆるみます
そして室内にはお香が薫っています
そして、この香りが効きます
なぜ香りは「考える前に」効くのか
嗅覚には、ほかの感覚にない特徴があります。
目や耳から入った情報は、視床という中継地点を通ってから脳へ届きます。
ところがにおいだけは、その中継を通りません
感情や記憶をあつかう場所(扁桃体・海馬)へ、ほぼ直行します。
だから香りは「考える前に」効くのです
懐かしいにおいで、一瞬で昔の場面を思い出した経験はありませんか
あれと同じ仕組みです。
そして、お香のような穏やかな香りは副交感神経が優位になりやすいと言われています
休憩中の体は、ちょうど副交感神経へ切り替わっていく途中です
そこへ香りが加わると、切り替えを後押ししてくれる
私が感じた「理屈より先に力が抜けていく」感覚は、これで説明がつきます
ちなみに作業療法の現場でも、香りは気持ちを切り替える合図として使われることがあります
行く時間のおすすめ
夏なら18時前後に入ると、休憩の時間帯がマジックアワーに重なります。
日没時刻は季節で動くので、その日の日の入りから逆算してください。
120分で足りるのか——実際の回り方
120分をどう割り振るかで、満足度が変わります
※イメージです
ここが一番聞かれそうなところです
結論、2時間で足ります
私は3室すべて入って、4セット回って、時間が余りました
実際にはこんな配分でした
120分の使い方(実際に回った例)
オートロウリュは毎時00分・20分・40分。時計を見ながら組み立てます。
| 0-25分 | 釈迦炎舞(メイン) → 冷たいほう → 休憩 ロウリュの5分前に入るのが狙い目 |
| 25-50分 | 空の間(薪・92℃) → 冷たいほう → 休憩 暗さに慣れると体の感覚が細かく分かる |
| 50-70分 | 蒸観音(スチーム) → ぬるいほう → 休憩 水滴が熱いので短めに。3〜5分で出る |
| 70-110分 | 釈迦炎舞に戻る → 冷たいほう → 休憩 最後は夜景を見ながら長めに休憩 |
残り10分は着替えとドリンクに。4セット回って、まだ余りました。
ポイントは最後にもう一度、釈迦炎舞へ戻ることです。
3室を1周すると、それぞれの違いが体に残ります
その状態でメインに戻ると、1セット目とは違う感じ方ができます
初めて来る人ほど、この回り方をおすすめします
混み具合(19時ごろの様子)
混雑も書いておきますね
私がいた19時ごろは、満席ではないものの、そこそこ埋まっていました
釈迦炎舞は23人入るので、席を探して困ることはありませんでした
気をつけるとすれば空の間です
4人で埋まる部屋なので、3室のうち混雑の影響を受けるのはここだけです。
満席なら先に蒸観音へ回して、あとで戻れば待たずに済みます
サウナ室に、お経が流れています
ここが蒸寺のいちばん面白いところです。
流れているのは、瞑想系のBGMだけではありません
説法のナレーションと般若心経が入ります
「サウナ修行とは何か」を語るオリジナルのナレーションもあります
コンセプトは「サウナ参り」。
お寺にお参りするように入って、無心になる
ここまで世界観を作り込んだサウナは、なかなかありません
私の場合は、少し驚きました
先に自分の感想を書いておきますね
私はふだん、無音のサウナで呼吸に意識を向けるタイプです
そこへお経が流れてきたので、少し驚きました
言葉のほうへ意識が向いて、いつもの入り方とは違う時間になりました
これは施設の良し悪しの話ではありません。
入り方の相性の話です
そして、ここからが本題です
この「音」は、ある人たちにはとても効きます
なぜ「お経」が効く人がいるのか
作業療法の言葉で説明します。
人が何かに集中するとき、注意の置きどころが必要です
マインドフルネスで「呼吸に意識を向けて」と言われるのは、これが理由です
注意には、置き場所がないと勝手に内側へ向かう性質があります
内側とは、つまり考えごとです
仕事の反省、明日の段取り、言われた一言。
静かなサウナ室で、かえって頭がうるさくなった経験はありませんか
あれは、注意の置き場所がなくなった状態です
では、そこに一定のリズムの声が流れていたらどうなるか
注意が、そちらへひっかかります
考えごとに向かうはずだった意識が、声のほうへ流れていく
お経が思考の受け皿になるわけです
注意は、いつも「置き場所」を探している
静かなサウナ室
↓ 注意の置き場所がない
意識が内側へ向かう
仕事の反省/明日の段取り/言われた一言
お経が流れているサウナ室
↓ 一定のリズムの声にひっかかる
注意がそこにとどまる
考えごとが、向かう先を失う
読経は、一定の高さで、一定のリズムで続きます。
しかも意味を追う必要がない音です
だから「聞き流せるのに、無ではない」という独特の状態が作れます。
この状態が、無音では止まらない思考を止めてくれる人がいます
サウナ瞑想の「やり方」が分からない人にこそ
もうひとつ、大事な使い道があります。
ナレーションは「サウナ修行とは何か」を説明してくれます
つまり、やり方を教えてくれるわけです。
瞑想は「やってみて」と言われても、意外と困ります
何に意識を向ければいいのか、分からないからです
そこを声が導いてくれるなら、入門としてかなり親切です
「瞑想に興味はあるけど、やり方が分からない」
そういう方には、この施設は体験型の入門編になり得ます
香りは、考えるより先に届きます
※イメージです
もう一歩ふみこむと、ここにはもっと大きな価値があると思います。
サウナで「ととのう」あの状態は、瞑想に近いと言われます
でも、初めての人はこう思うはずです。
「何を、どう感じればいいのか分からない」
サウナ室では、何に意識を向けるのか
水風呂を出たあと、体に何が起きているのか
休憩中は、どこに注意を置けばいいのか
ふつうは、何度も通いながら自分で見つけていきます
蒸寺は、その流れ全体を声が導いてくれます
「ととのう」とはどういうことなのかを、通しで味わえるかもしれない
独学なら何年もかけて掴むものを、案内つきで一度に体験できる可能性があります
これは、ほかの施設にはなかなかない価値だと思います
逆に、自分の型を持っている人には
すでに自分なりの集中の作り方がある人は、少し勝手が違うかもしれません
注意の置き場所を、もう自分で持っているからです
そこへ別の置き場所を差し出されると、迷いが出ることがあります
どちらが良い悪いではありません。
整い方のやり方が違う、それだけです
あなたはどちらですか
1つでも当てはまるなら、刺さる可能性が高いです
お化け屋敷や体験型イベントのように、仕掛けごと楽しむのが好き
静かなサウナで、かえって考えごとが止まらない
「無心になりたい」のに、無音だと雑念が湧く
瞑想をやったことがない(やり方を知りたい)
サウナに慣れて、最近あまり驚けない
友人と行って、体験を語り合いたい
私が集中できなかったという事実は、あなたの評価とは関係ありません
むしろ、私が苦手だった部分こそ、この施設がいちばん力を入れたところです
そこに賭けている施設は、応援したくなります
暗さと、ひとつの灯り。それだけで足りることがあります
※イメージです
サウナを「体験」として楽しめる人に
もうひとつ、分かりやすい見方があります
サウナを「整うための手段」と考えるか
「体験そのもの」と考えるか。
蒸寺は、後者の人に向いています
テーマパークや体験型のイベントが好きな方を思い浮かべてください
ああいう場所を楽しめる人は、演出があること自体を楽しめます。
「そう来たか」と受け取れる人ほど、この施設は面白いはずです。
逆に「熱さと冷たさだけあればいい」という方には、要素が多く感じるかもしれません
どちらが正しいということではなく、楽しみ方の違いです
友人と行くと、もっと面白い
これは実感です。
出てきたあとに「どうだった?」と話せる施設は、意外と多くありません。
ここは確実に話題になります
合う・合わないが分かれるからこそ、感想を交換する価値があります
作業療法士の視点:慣れると、人は驚けなくなる
音の話をしましたが、蒸寺の設計はそれだけではありません
もう一歩ふみこんで分析します
人の体には順応(じゅんのう)という仕組みがあります。
同じ刺激を繰り返し受けると、だんだん反応が小さくなるという性質です。
眼鏡をかけていることを、しばらくすると忘れるのと同じです
サウナにも、これが起きます
通い慣れると、以前ほど「ぶわっ」と来なくなる
そういう時期が、続けている人には必ず来ます。
ここで多くの人が「もっと熱く、もっと冷たく」に走ります
でも、それだけが答えではありません
作業療法では、入れる感覚の「種類」を変えるという考え方をします。
強さではなく、種類です
同じ刺激は、だんだん効かなくなる
強さだけを上げていく
もっと熱く、もっと冷たく
はじめの頃
通い慣れた頃
さらに慣れた頃
体が慣れて、反応が小さくなる(=順応)
感覚の「種類」を変える
熱を3つに/冷たさを2つに/香り・眺め・音を足す
別の感覚として届く
慣れた人ほど、この設計が効く
蒸寺がやっているのは、まさにこれだと思いました
| 使う感覚 | 蒸寺の仕掛け |
|---|---|
| 熱 | 3種類に分ける(電気・薪・スチーム) |
| 冷たさ | 水温の違う水風呂を2つ用意する |
| 視覚 | 標高190mの眺めと、空の間の暗さ |
| 嗅覚 | お香と、蒸観音の特製アロマ |
| 聴覚 | BGMとナレーションの演出 |
感覚をどんどん足していく設計です
だからこそ、慣れてしまった人ほど効きます
そして同時に、足しすぎると人は我に返る。
私にとっては、ナレーションがそれでした
このさじ加減は、人によって本当に違います
逆に「引き算」で整える施設もあります
先日、埼玉のサウナ蒸薪という施設を取材しました。
あそこは正反対でした
テレビなし、黙浴、聞こえるのは薪がはぜる音だけ
感覚を引き算することで整える設計でした
| こんな日は | 向いている一軒 |
|---|---|
| 頭がうるさい・人に疲れた | 蒸薪(埼玉・引き算) |
| サウナに飽きてきた・驚きたい | 蒸寺(群馬・足し算) |
どちらが上ということではありません
その日の自分に、どちらが要るかです
アクセスと駐車場(ほぼ車一択です)
のぼっていくほど、街の音が遠くなります
※イメージです
ここは正直に書いておきます
車がないと、かなり大変です
| 車 | 高崎駅から約10分 駐車場30台・無料 |
|---|---|
| バス | 高崎駅西口からぐるりん13・14番 約20分「観音山頂」下車 公式は徒歩5分、サウナイキタイは徒歩1分と案内 |
| 徒歩 | 高崎駅から約40分 山を登るので現実的ではありません |
バスはありますが、本数が多くありません
サウナのあとの体で時刻表と戦うのはつらいです
素直に車をおすすめします
駐車場は30台・無料(夕方は埋まります)
駐車場は早めが安心
私が入ったときは普通に空いていました。
ですが出るころには、ほぼ満車でした。
夕方から夜にかけては混みます。
高崎駅前に泊まる、という選択肢(サウナ付きホテルも)
この記事では夕方から夜の訪問をおすすめしています
ただ、県外から来る方には悩みどころだと思います。
整ったあとに、車で長距離を運転して帰る
正直、もったいない気がします
高崎駅の周辺にはビジネスホテルがそろっています
翌朝そのまま観光へ回れるので、1泊にするとサ旅として気持ちよく終われます。
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群馬をもう1軒まわるなら、群馬サウナおすすめのまとめ記事にサ旅のモデルコースを載せています
持ち物:タオルは持参が得
| タオル | レンタルあり(350円) 私は持参しました |
|---|---|
| 館内着 | 記憶にある限りなし |
| アメニティ | シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ドライヤー |
| 飲食 | ドリンク販売あり 持ち込みは不可 |
タオルは2枚あると快適です
1枚は体をふく用。もう1枚は頭にかける用です
蒸観音の水滴対策になりますし、90℃超の釈迦炎舞でも髪と頭皮を守れます
レンタルは350円。何度も通うなら、2枚組を1つ持っておくほうが早いです
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よくある質問
Q.「蒸寺」は何と読みますか?
むしでらと読みます。正式には「観音山サウナ蒸寺(かんのんやま さうな むしでら)」です。
Q. 予約は必要ですか?
通常営業は予約不要です。完全予約制なのは貸切プランのみです
Q. 女性は入れますか?
通常は男性専用ですが、月1回ほどレディースデーがあります。開催日は公式の告知をご確認ください
Q. タトゥーがあっても大丈夫ですか?
入館できません。公式サイトに明記されています。
Q. 水風呂はシングル(1桁台)ですか?
日によって変わります。公式は〜9℃と14℃、サウナイキタイは16℃と18℃です
Q. 120分で足りますか?
足ります。3室すべて入って4セット回っても余りました
Q. 外気浴はできますか?
できません。休憩はすべて室内です。眺めと香りで補う設計です
Q. 初心者でも楽しめますか?
正直、2〜3回目の方には少し早いと思います。世界観が強く、水風呂も冷たいためです
※料金・営業時間・レディースデーの開催日は変更されることがあります。おでかけ前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
まとめ:無心になりたい人へ
観音山サウナ蒸寺は、万人向けの施設ではありません
基本は男性専用で、車が要って、サウナ室にはお経が流れます
初めてのサウナには、まだ早いと思います。
私自身は、いつもの入り方とは勝手が違いました
それでも、この記事を書いています。
理由は、刺さる人がはっきり見えているからです
静かにしても、頭の中が静かにならない人。
無心になりたいのに、無音だと雑念が湧いてしまう人
そういう人には、この施設の音は救いになります
一日の終わりに、静けさだけが残ります
※イメージです
熱の種類を3つ用意して、暗さを使い、香りと眺めを足して、声で注意をつなぎ止める
「無心になる」という一点に、ここまで手を尽くした施設はほかに知りません
合うかどうかは、行ってみないと分かりません
でも、分かれるからこそ行く価値があると私は思います
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静けさで整える一軒・サウナ蒸薪(埼玉)
サウナでかえって疲れてしまう人へ